喫煙具の知識

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安全なライターを選ぼう

ライターには、国によって定められた安全規格があります。 その規格に基づくさまざまな検査に合格してはじめて、ライターは使う人の手元に届きます。 安心して快適にライターを使うためにも、安全性がきちんと保証されている製品を選ぶようにしましょう。

ライターの安全を守るJSACAの検査

「型式確認適合品」の表示は、安心して使える製品の目印です

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型式確認検査の適合モデル製品には「型式確認適合品」の表示が製品貼付ラベルや取扱説明書、 ディスプレイ等に付けられます。安全規格に適合し、本会が契約した対人・対物の生産物賠償責任保険(PL保険)が 付保された製品の目印として、ぜひご確認ください。

型式確認検査により会員製品の安全性を確認しています

一般社団法人 日本喫煙具協会では、消費者の方々を万が一の危険から守ることを目的に、 ライターに関する国の安全規格である日本工業規格「JIS S 4801:2010」及び「JIS S 4803:2010」に 基づく型式確認検査を実施し、製造物責任(PL)の対応を行っています。

この型式確認検査は、会員が製造・販売する注入式ガスライターと ディスポーザブルライター(使い捨てライター)を対象としています。 第三者(国の登録検査機関)に検査委託し、検査に適合したモデルは本会に型式登録され、 型式確認証明書が交付されます。

全モデルを対象に型式確認検査を行っています

平成23年9月27日に消費生活用製品安全法に基づくライターの販売規制が完全実施されました。 それにともない、同法の特別特定製品に指定されたディスポーザブルライター等の規制対象ライターは、 国が定めた「PSCマーク」が付いたものでなければ販売することができなくなりました。

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この「PSCマーク」は、国に対して事業届出を行った業者が製造・輸入する製品かつ、 国の定めた技術基準に適合する等の義務を履行した製品にのみ与えられるマークです。

「国の定めた技術基準に適合する」とは、国の登録検査機関による「適合性検査」 (JIS S 4801:2010及びJIS S 4803:2010に基づく検査)に合格することを意味します。 この検査は国の定めた「型式の区分」ごとに要求されるもので、全てのモデルに義務づけられているものではありません。 つまり、同じ工場で製造された、同じ型式区分で寸法形状(長さ、太さ等)の異なる複数のモデルがある場合は、 その中の1モデルが検査に適合すれば、他のモデルについても「技術基準に適合」とみなされ、 「PSCマーク」を付けることができるのです。けれども、日本喫煙具協会では、 「寸法形状の違いは耐熱性能や耐落下性能等の安全性に少なからず影響を及ぼすものである」との考えから、 全モデルを対象に型式確認検査を実施し、安全性を確認しています。また、定期的に試買テストを行い、 流通段階においても安全性を保っていることを確認しています。

主な検査項目
炎の高さテスト 炎の高さが安全な範囲に調整できること
炎の消火テスト 炎が完全に消火すること
耐落下性テスト 1.5mの高さから3回落下させてもガス漏れなどがないこと
耐熱性テスト 65℃の温度環境に4時間置いてもガス漏れなどがないこと
燃料適性テスト 40℃の温度環境に28日間置いてもガス漏れなどがないこと
耐内圧性テスト 55℃における蒸気圧の2倍の内部圧に耐えられること
耐燃焼性テスト 部品が燃えたり変形しないこと
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