喫煙具の知識
炎の調整
特に理由もなく炎を高く設定するのは、燃料の無駄と危険の元。 しかし、炎を小さくしすぎても使いづらくなってしまいます。 このページでは、炎を適正な高さに調整するためのポイントをご紹介します。
ガスライターの場合
- 炎の高さ(ガス量)は、炎調整ネジ(または炎調整レバー)で調整が可能です。[+]方向に回すと炎は高くなり、[-]方向に回すと低くなります。
- 炎調整ネジには、必要以上に炎が高くならないよう(ガスが出ないよう)、ストッパーがついています。炎調整ネジが止まった位置からは、それ以上無理に回さないようにしてください。
- 炎調整ネジは、適正な位置で維持するようにしてください。ガスが減り、炎が小さくなってきたときには、なるべく、炎を高く調整するよりも、ガスを補充するように心掛けましょう。
- 電子ライター・内燃ライターの着火動作は、ゆっくり行ったほうが確実に着火します。
- フリントライター・電子ライターの適正な炎の高さは、2~3cmです。
- ディスポーザブルライターの中には、あらかじめ適正な炎の高さに調整され、炎調整レバーのない「非調整式」のライターもあります。
内燃ライターの場合
- 内燃ライターは、ガスのエネルギーを効率よく熱変換させるため、ガスを完全燃焼させています。完全燃焼している青白い炎は、高温であり、太陽の下や明るい場所では見えにくいため、注意が必要です。
- ほとんどの内燃ライターには、ネット(金網)またはカタライザー(触媒線)が燃焼筒の先端につけられています。炎が出ているときはこの部分が赤熱するので、着火が確認できます。カタライザー付きのものは、風で炎が吹き消えても再着火します。
- 炎調整は、このネット・カタライザーの赤熱状態により、下記の写真を参考に調整してください。
- ネット・カタライザーに直接触れたり・ドライバーなどでいじるなどの行為は絶対にしないでください。また、たばこを着火する際に、この部分にたばこを押しつけないでください。
オイルライターの場合
- ウィックが燃えて短くなったときには、ピンセットや毛抜きなどで引き出して、適切な長さに調整することができます。
- 必要以上にウィックを長くすると、炎が高くなり大変危険です。
- ウィックの先端が焼け焦げてススだらけになっていると着火しにくく、また、着火しても炎が小さい場合があります。この場合、ウィックの先端(5mmほどで十分)を引き出し、ハサミで切れば改善できます。